Canvas用のQuiz作成ツール

2022-05-03(火)

色々試した結果QTI形式だとCanvasへのインポートは問題が発生しない(設定→インポートでQTI形式を選ぶ)。Moodleのコースエクスポートも使えるが,コースのインポートなのでミスると全部吹き飛ぶ。

Quizの簡単な記述法としてはMoodleでのテキスト記述のGIFT Formatがあるが,Canvasでは工夫しないと使えない。

結論としてはざっくり2択


Markdown から QTI

text2qti (要Python, 動作確認済み)

配布元のページのサンプルを見れば書き方は直ぐに分かる。

上記のより発展的な使い方(Github, bitbucket連携)


GIFT FormatからQTI

MoodleでのGIFT Format利用を想定したツールが殆どで,QTIへの変換についてはgift2qti一択な状況。 GIFT FormatをCanvasで利用するには

  • gift2qtiで変換してインポート
  • GIFT Formatで書いた問題をMoodleのコースに入れて,エクスポートしたデータをCanvasにインポート

の手段しかない。 既にパーサーはあるのでCanvas側が本気になればXMLへのコンバートなので楽にインポートできる筈なのだが。

GIFT Format拡張機能 (要VS Code, 動作確認済み)

VS Codeでガシガシ補間してくれながらプレビュー付きで使える。

Moodle Test Creatorアプリ(Windows, 動作未確認)

起動までは確認したが面倒そうなので放置。

gift2qti (要PHP7, 動作確認済み)

ローカルのWebサイトとして動作する。PHP 7.x まで利用可能(現行のPHP8だと動かない)。PHP7が動く環境があるならCanvasへプラグインのような形で取り込みも可能。

デモサイトもあるが常用はお勧めしない。

macOSでhomebrewのphp7を使った例
php 7.xのインストールとソースの入手
brew install php@7.4
git clone https://github.com/csev/gift2qti.git

でgift2qtiフォルダに移動してからサーバーとして起動すれば良い。強引だがrcファイルを書き換えなくとも下記でいける。

起動方法
cd gift2qti
PATH=/usr/local/opt/php@7.4/bin:$PATH php -S localhost:8000

あとはローカルのサーバ(コマンドで指定したport 8000)を開けば良い。


(動作確認できず) BlackBoard形式からQTI

ASP.NETで動くらしい。IISをローカルで起動すれば動くと思われるが,デモサイトで生成したデータのインポートは失敗


以下未確認いろいろ

Category: Memo Tagged: Canvas Python Markdown